1
富嶽三十六景 東海道 程ヶ谷 作者:前北斎為一/所蔵:神奈川県立歴史博物館
前面に東海道と往来する駕籠や馬、旅人たちを描き、松並木越しには富士山が遠望される。
2
東海道名所之内 権太坂 作者:暁斎周磨/所蔵:横浜市中央図書館
背景に権太坂の急な登りを陰影で表現し、前面にはそれと対照的に明るくやや滑稽味を帯びた茶屋の情景が描かれている。
3
東海道 程ヶ谷 其二 作者:一英斉芳艶
馬子や人足たちが(おそらく博打に関連した事柄で)争っている情景を滑稽に描いている。また、そうした状況を漫然と眺めている馬の表情が興味深い。
4
東海道五十三次之内 保土ケ谷新町橋 作者:広重(初代)/所蔵:横浜市歴史博物館
初代広重が手がけた最初の東海道物で、版元が保永堂であることから、一般に保永堂版と呼ばれるシリーズのうち、保土ケ谷宿を描いたものである。帷子川をまたぐ新町橋を、旅人や駕籠が往来する情景が描かれている。